flowering dogwood

社会人5年目。
「若手」と言い張る中堅予備軍。
新人教育係。
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# 富士山敗退
人生初、富士山登頂チャレンジ。

キツかった・・・。

土曜出発のせいもあり、道路が混雑。登山口も混雑。登山道も混雑。
出発は13時頃だったか。8合目山小屋到着は19時頃だったか。

1日目(土曜日)

8時頃、新宿発。スバルラインでガイド合流。

ガイドはゆっくり登るといいつつ私の想定よりは断然速かった。
ついて行けなかった。かなり後方を歩いていた。
それでも先輩(隊長)がいつも励ましてくれて、アドバイスをくれて、
ずっと私がいないと戻ってきて様子を見に来てくれて、
先輩の姿が見えると涙が出そうになったこともあった。
それくらい、きつかった。

それに、今回の最大の敵、

もはや嵐だったか。低気圧のど真ん中にいる感じ。
7号目過ぎたころだったと思うけど、岩場があって。
そこで強風が吹きすさぶ中、ストックと左手を使って登る。
当然、登りがてら、風に吹き飛ばされないように全身に力を入れる。
「滑落死」という言葉が頭の中を何回もよぎる。

余計な体力消耗。。。

7合目までに体力を消耗しないことが大事、と何かで読んで、
それまではそのとおり省エネモードで来ていたのに、ここにきて大幅なロス。
風のせいで鼻水も出て、めちゃめちゃ吸い上げるもんだから、酸欠になる。

その岩場をようやく過ぎた休憩の時にガイドが言っていた。
「今回のお客さん優秀だからね〜。でもあの一番大変な岩場であんな風
 来ちゃったから。」

一番大変な岩場?
そこで暴風?

然様でしたか。どうりでね。

そこで体力を消耗したあと、8合目までは地獄。
上で書いた涙はそこのどこかで流れそうになったもの。
7〜8号は本当に辛い。辛くて辛くて。息も絶え絶え。
今日下山のときに空気が濃くなってきて、昨日いかに空気が薄かったかわかったくらい。

今回は予定外に酸欠になったせいで、全然力が出なかった。
雨も降ったし、日が落ちてどんどん寒くなるし、ガイドのペースはめちゃくちゃだし。

ようやく、ほんとにようやく山小屋に到着。
ストックをしまえだ靴を緩めろだ言ってくるんだけど対応不可能。
靴ひもは先輩が緩めてくれたし、ストックは山小屋の人が畳んでくれた。

山小屋「はいストックの先拭かせてね〜」
わたし「・・・。ハイ。これは縮めなきゃいけないのか??」←ひとりごとのつもり
山小屋「はいはいそうだね〜やってあげるからね〜」
わたし「・・・(ありがとうございます)」←声も出ない

山小屋に入って靴を脱ぐも、履き替えるサンダルがなくて脱げない。
でもサンダルを取りに行くのもしんどい。
なのに山小屋の人は「靴脱いだら早く上に上がれ」と言う。
隣の先輩がサンダルを取ってもらっているのを見て、

わたし「わたしもほしぃぃぃぃぃ」
山小屋「はいはい欲しいよねー取ってあげるからねー」

無事、サンダル到着。6時間ぶりに靴を脱ぐ。軽くなった。

ツアーの中では完全に落ちこぼれ。
でも、うしろに3人組がいた気がする。
でもとにかくうしろから数えたほうが早い。バテバテ。
最後なんて、添乗員さんや先輩に「あとちょっとあとちょっと」と言われ続け、
ガイドからは上のほうから「あと5分〜〜!!」と言われた。

たった5分、その5分が長かった。。。
たぶん、10分は経っていた。でもわからない。10分に感じただけかもしれない。

山小屋はせまくて、板の間に毛布を敷いた寝床。掛け布団は3人で1枚。
夕飯はカレー。レトルトの。みんなは本当においしかったと言っていたけど、
私にとってはただの普通のカレーだった。疲れていても食い意地は正常。

あとは0時まで仮眠。4時間程度だね。板の間に寝るから尾てい骨が悲鳴をあげる。
いわゆる「しっぽ問題」です。
申し訳ないとわかっていつつ、狭い寝床で体勢を何度も変えた。
両隣には間髪入れずに同期と先輩が寝ている。狭すぎです。

2日目(日曜日)

0時15分起床。夜中は何度も起きて、辛くて辛くて、ケータイを握りしめて
アラームが鳴るのを待っていたくらいだった。

起きたら、すごい頭痛。高山病か!?
昨日は”若干”痛かった。若干痛いくらいなら登れたんだ。ここまで。

でも、山小屋にいても外の強風が聞こえるくらいの悪天候の中、
この頭痛をともに9〜10合目に行くのか?
(今回使った8合目山小屋は限りなく9合目に近いらしい)
しかも夜間登山。
さらに猛烈に寒い。
さらに私は昨日落ちこぼれだった。

心が騒ぎ始める。

ただし頭痛の他に吐き気はない。それはただの酸欠らしいんだけど。
それでもみんなに迷惑かけるし、諦めの方向で。「残ろうかな」を何度もつぶやく。

そうこうしているうちに出発が近づく。でも天気が悪すぎて待機。
出発は延期されたけど、頭痛は治らない。寝不足と疲労による頭痛ではって説も出たけど、
私は今まで寝不足ごときで頭痛になったことはないんだよね。
ということで高山病説が高まる。でもロキソニンをもらったので飲んでみる。
効く気配がない。
とうとう出発の時間。

決断。あきらめる。

よく言われることだけど、進むも勇気、進まぬも勇気。
私は、また涙を堪えながら、心配そうにしている先輩に「残ります」と告げた。
同期に「気をつけて行ってきてね」と言って再度寝る。




しかし。




・・・たった3分後。

みんなが戻ってきた。

山小屋に出ようというときに再度待機になったらしい。

・・・さらに数分後。館内放送。

「○○、××、・・・のツアーでお越しの皆様、本日は、7合目出発、8合目出発の
 すべてのツアーにおいて山頂までの登山を中止いたします。」

同期は言った。「諦めてよかったんだよ。」

こうして、私を問わず、全員が敗退

しかたなく、8号目からご来光を期待することに。再度寝る。

しかし。寝れるわけない。しっぽ痛いし。
とにかく「そのとき一番楽な状態」を作りながら、強引に目を閉じる状態。

4時、外が明るくなってきた。誰よりも先に起きて日焼け止めとか準備する。
精一杯着込んで、カメラを持って外に出る。

綺麗だ。

太陽が、いる。
どこかはわからないけど、確実にいる。空が綺麗な色になっている。

雲の上にいる。私、雲の上まで来たんだ。
3776mに行けなかったけど、ここはもう3400m付近。
あと370m。残念だけど、命が大事だから。
ここまで登ったことだってすごいじゃないか。



雲は最後まで粘っていて、太陽は全部出たんだろうけど、綺麗には見えなかった。
でも、目を凝らすと輪郭が見えた。誰かが少し興奮していた。

さすがに、山頂でもないし、一度は自分でリタイアした身だし、感動の涙はなかった。
でも、ほんと、3400mに来れたことでもすごいじゃないか。と思えたんだ。


眼下には湖が2つ。河口湖と山中湖らしい。
どっちがどっちだかわからないけど、あんなに大きいと思っていた湖が、
こんなに小さく見えた。
辛かったけど、私、確実に高いところまで来たんだ。

空が完全に明るくなった。心なしか、風が止んできた。
自由行動可能なチームは、それにより山頂に向かって出発したりしてた。
私たちはガイド付きツアーだったから、指示に従うだけ。
山小屋からは山頂が見えたんだ。
「頂上はもうあそこなんだよ。」すぐ手が届きそうなところだった。

ひとしきり日の出の写真を撮ったら、お腹がすいて、7時の出発までまた待機。
ごはんを食べた。山小屋のごはんと、600円にもなっているカップラーメン。
疲れきっているわけでもなかったけど、カップラーメンは食べたかった。

いつか食べたと言っていたから。ブルブル震えながらカップラーメン食べたって。

7時。下山開始。
開始前から少し緊張。だって、尾瀬では下りで足をやられたから。

で、やっぱり下山はきつかった。
吉田口ルートは下山の最後に少し登るんだけど、そこが楽だと思ったくらい。
それくらい下りは難しい。いくらがに股にしてもやりきれなくて。
体重移動の要領がつかめなくて。
なんとなくつかんだ気がするしたと思ったら、砂の質が変わって俄然対応できなくなる。

かなり辛くて、余裕がなくて、下りで撮れた写真は2枚だけだったようだ。



写真はあまり撮れなかったけど、景色は最高だった。
こんなに眼下が眺望できることはあまりないみたい。
サングラスをかけると海の海岸線も見えたくらいだ。

どうやら昨日の雨で空気が澄んだみたい。
地面にしても同じ。雨降って地固まる。なんの砂埃もなかった。砂走り。

どうにか5合目付近になってきたころには、足の指の靴擦れが起き始めていて、
尾瀬の悪夢が甦る。マメができた足はテーピングしてきたんだけど。

でもまぁ空気は濃くなっているし、心臓的には何も問題なかった。
足が辛いってだけ。

5合目到着!全行程終了!

やっぱり私たちはビールを呑んだ。
500円でいっぱい入っている焼きそばを食べた。喉が渇く。
5合目から家までにペットボトル2本の水を飲んじゃった。
お酒のせいか、のどかわいたよ。


今回は敗退。

残念。

下山開始頃には頭痛も弱まっていて、あのときだったら山頂に行きたかった。
行けそうな気がした。あの頭痛は結局なんだったんだろう。
々盪撹
⊃寡埖による頭痛

なんで直ったんだろう。

そう思うと、原因は△如対応がロキソニンだったんじゃないかと思えてくる。

うーん。でも、とにかく完全復活。


家に着いて、お風呂に入って、もう数時間経ったけど。
尾瀬のときより体は元気だ。
たぶん、体が登山向けじゃないだけ。体力自体はあるはずなんだ。

思えば尾瀬は10時間ずっと歩いていた。
富士山は6時間登って休憩して、3時間程度で降りてきただけ。
2日間で歩行に要した時間は尾瀬より少ない。
ふむふむ。そうか。

これなら明日は会社に行けそうだけど、いいんだ。決裁取ってるし。
無事帰ってきたから。

今回の合い言葉は「決して無理はしない」だった。
諦める直前は、それも思い出して決めたんだ。無理はしない。

頭痛がいっぱいある人は慣れっこかもだけど、
私は頭痛がすると全然ダメ。我慢なんてできない。

だから仕方なかったんだ。
それに、今回は天候も悪すぎた。あの暴風で頂上に行ったところで無駄。
さらに頂上に行った人はご来光見えなかったらし。8合目は見えたのに。


そんな旅。うん、今回も濃かった。でもがんばった。
弱音を吐く暇もなく、とにかく進んだ。

再チャレンジするかは今は考えられない。
もういいやってするか、いやいややっぱり登っとくでしょ、てするか。
まぁ周りの反応次第だけどね。

おつかれさまでした。わたし。
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