天気も、周りも、なんか、春。
朝。
門を入ると、「おはようございます。」
腹式呼吸の力強い声。
見上げてお辞儀する。幸せ。
どんなに疲れた朝も、イライラした朝も、あれを聞くと腰から砕けそうになる。
そして早速いじられる。
「今朝、いたよね?」
「いたいた。ガン見した。大好き。」
「それって私の○○さん以上じゃん。」
「んなことない。あんたには勝てない。
つーかさ、わざわざ追いかけてきてイジらないで。」
「えー、やだ。ムリムリ。」
一方で、同期は、パーマをかけて出勤という奇跡。
色気づいたか。春だ、春。
私も春。
同期も春。
天気も、春。
そのパーマをいじろうと思ったんだけど、午後に外出だったし、
バタバタしてしまってあまり話せなかった。
明日は同期で昼ごはんを食べるという日なのに出られないし。。ちっ。
そろそろスプリングコートにしようか。
梅は咲いて、沈丁花は終わったのか?
日本人は桜が好きだ。早く見たい。
春になると、きっと、通勤路に咲く桜を見て、新人の初出勤日を思い出すだろう。
その1年前、内定が出た日を思い出すだろう。
あのときも桜が咲いていた。満開だった。
そうやって、毎年、ちょっと初心に戻って。
でもここまで歩いてきたことも、もちろん忘れず。
たまにはユーザと話すのも、サラリーマンとしては仕方ない。
ノミュニケーションは、「ない」って言われてるけど、実は「ある」かも。
って、ちょっと思うんだ。
18分電車に乗ったら地元の駅。幸せだ。なんか、違う自分だ。
明日からは、またいつもの私。