flowering dogwood

社会人5年目。
「若手」と言い張る中堅予備軍。
新人教育係。
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# 挨拶
お世話になった人たちに挨拶をした。
涙が出そうだった。気づいたら、ありがとうと言って頭を下げていた。場がしんみりした。
いつも暗い2人。圧倒的にお世話になった2人の兄さんたち(≒おっさん)。
暗いなりに驚いていた。坊主(今はちょびっと生やしている)の目が驚いていた。
2人のこと、それなりに好きだった。

それが11時。

午後は、もう1社。
今年度案件のチームが解散になるからと挨拶にきた人たち。
内々知っていた彼はいいとして、知らなかったマネージャーがひどく驚いていた。
彼があんなに驚く顔を初めて見た。あなたそんなに感情を出せる人なのね。
あれは絶叫に近い。背は仰け反っていた。

午前中は引っ越しと挨拶 
昼間は買い出しに行き、午後は一番で挨拶△箸いΥ兇犬世辰拭

その後、プリンタ設定をして、資料準備をして、14:00から引継ぎ。
1時間半。私の4年間をまとめるのは無理だった。

先週は、しょんぼりしながらこの資料を作っていた。今日のために。
あるわあるわいろんなこと。心配で寂しかった。言ってくれたら私やるのに。

16:00頃になったら最後に彼とも電話。引継ぎで最後の確認、そしてファイルの整理。
内線からこうして声を聞くのは最後だった。聞き慣れた、大好きな声。

挨拶にきたのが13:00だったから、16:00頃まだいたんですねと言ったら、
いますよ最後まで、と言った。
もう席替えしたんだと言ったら、どこなんですかと聞いてきた。
何やるんですかって聞いてきた。向こうから聞くなんて。珍しい。
打上げいつがいいか聞いたら、いつでもいいと言った。そして当分暇だからと付け加えた。
自動的に「いいな」と言ってしまう私。社会人失格。

なんだか初めて会話がキャッチボールになっていた気がする。1年でようやく。
自分からあんなに喋ってくれたのは初めてだった。ということなのだけど。

しかも今日は、食堂で、最後の最後で同じタイミングで同じ定食。
間違えた列に並んだら、すーっと私を抜かして行く彼。
あれ、B定食ってこっちか!しかも同じ定食かよ!追いかけるかたちで追いつき、
話しかけながら食器を取って行く。
「13:00に来るんですか?」
「はい!」
「知らないフリを貫いております。頑張っておりマス!」
「すいません」
奇跡だと思った。隣に並んで笑いながら食事を取っている。最初で最後。文字通り。

そんな最終日。最後の最後まで、あなたがいないとダメだった。


電話は終えて、次はもう一度挨拶,離瓮鵐弌爾良屋へ。一番長くお世話になってきた。
好きだった、みんなのことが好きだった。
2日間泣き続けたせいか、今日は笑ってあの部屋に行けたのが我ながらアッパレ。

みんなともう一度個別に喋ったから、打合せの席でよりフランクに接してくれて、
「本当に驚いた」という趣旨のことを口々に言ってくれた。
坊主の彼に限っては、来年度どうするんですか、あの案件になったら戻ってくるって
思ってるんですけど・・とまで言ってくれた。嬉しかった。

ごめんね。でもありがとう。

資料整理してたら定時になり、紙を2山も裁断して、名残惜しく帰って来た。
すぐ近くの席なのに、遠く感じる。


しょんぼりし続けた先週+月曜。涙を流し続けた今週火・水。
いい加減、3日目の木曜は笑って大人になれたかな。
打合せの挨拶のときは声が震えたけど。

不安になったら、励ましてくれたみんなを思い出そう。私にはみんながいる。
きっといつか、今日の日記を読み返す日が来る。
そのときはまたケツメイシの「涙」を聞いているんだろうな。

ついに6年目の、春がきた。
| comments(1) | trackbacks(0) | 23:47 | category: 5年目 |
# 涙が止まらない
全てがオープンになった今日、
課全体が大騒ぎだった。
そしてうちの新人も。
私がいなくなることに対してやだやだと言う。初めて知ったんだからしかたないか。

細々としたいろいろを片付けて、夕方はついに紙ものの整理。
どんどん捨てる。経験と思い出が詰まった紙たち。

19時頃、だいたいが片付いて、明日は引っ越しをするだけの状態になってきた。
5年間、スリム化するとああなる。すごいや。

19:30頃、帰ろうとしていたら、ショックを受けすぎた新人にゲットされ、
しかたなく、昨日も飲んだ先輩と一緒に飲みに連行される。

新人をなだめ、ごまかし、帰ってきたけれど、
帰りの電車はまた1人になって、みんなの愛が胸いっぱいになって、
涙がこみあげてきた。
明るい電車、こらえていた涙も、ついに溢れて、つーっと落ちた。コートに流れた。

あと2駅。あと2駅もある。止まらない涙をどうすればいいのかわからなくて、
ただただうつむいた。涙を拭いたらバレるから、拭かなかった。
目の前に立っていたお兄ちゃん2人は、気づいただろうか。

駅に着いてもみんなのことが思い浮かんで、寂しくて、寂しくて、
やっぱり涙の続きが流れ出てきた。
明るくても暗くても、歩いているときって、泣いててもほとんどバレない。
だから人目も憚らずに泣きながら歩いた。こうして歩くのはいつぶりだろう。
涙をふかずにとぼとぼ歩く。顔は涙だらけになった。

寂しくて、でも感動して流す涙は初めてだ。

そしてあなたに言いたくなった。異動は寂しくて、駅から家まで泣いて歩いたんだよ。
あなたはどう?


今朝は、先輩と上司にありがとうのメールを書きながら思い出して泣きそうだった。
そして結局、夜になったら1日分の我慢が流れてきた。

初めての内示は、「元気ないね」と言われた。「不安で」と言った私の声は小さくて、
「大丈夫大丈夫、今のままで」と言われたとき、また涙が出そうになった。
そして今も涙が出て来た。
みんなが「絶対に大丈夫」って言ってくれる。
それに胸を張って、「そうだ私は大丈夫」って思えたらどんなに楽かと思う。
自信がないわけじゃない、そりゃ私は、歯を食いしばってでも仕事はするだろう。
それで得た結果は、みんなそれなりに評価してくれると思う。
でも、どうしてみんなそんなに優しくしてくれるの?そこに胸がいっぱいになる。

「大丈夫だよ、だって、僕が見てきたんだもの。」
その自信と根拠はどこにあるの?と思ったけれど、それでも涙が出た。
あの不安でしかたなかった時期、涙を流しながら働いていた時期、
そのときの私をみていた元上司が時間が経ってそんなことを言った。それが昨日。

昨日の元上司は、今日私に内示をした上司の同期でマブダチだから、
きっと、お互い話しているだろう。だから上司は言うんだ、私のことを知らなくても。
「今までどおりやれば大丈夫。」
彼の無条件の笑顔に、涙が出た。そして昨日の元上司の笑顔が重なった。

その言葉に、安心して嬉しくて、嬉しいのに、寂しくて。
いったい何人の人にお礼を言えばいいのか、わからなくて。

明日で最終日。みんなに挨拶をしないといけないみたいだ。
あなたも最終日。でも私は、自分のことで精一杯だろう。

泣かないように、挨拶する。できるかな。
| comments(0) | trackbacks(0) | 00:35 | category: 5年目 |
# ごめんね
と思うほど、先輩や上司からの愛を感じる。
涙が止まらなくて、お湯で落とせるマスカラが、まさか自分の涙で落とせた。

彼と仕事していたのを忘れるくらい、過去に涙を流しながら仕事してた自分自身を思い出した。
今日の数時間、あなたとのこの1年は、今までの5年に消し去られた。
どんな人たちに支えられ信じられてここに立ってたんだろう?
それに気付いたら、涙が止まらない。

年末の忘年会、帰り道に、どんなに酔っ払っても、思い出すのはあなただった。
でも今日は、涙を流しながら明るい電車に乗っていた自分だ。昔の自分を思い出す。

先輩にとっては送別会。でも今日の上司にとっては歓迎会。らしい。
どこにいても私を大事にしてくれる年上の人たちに、涙が止まらない。
あなただけを見ていた時間を少し止めて、
今わたしは自分と向き合っている。


後輩より先輩といるほうが大事な自分。
後輩を愛せない自分。
自分に手放しで優しくしてくれる先輩たち。そして自分。幸せな環境にいる自分。


自分はダメすぎて、先輩は偉大すぎる。
その優しさに、甘えられるだけ甘えていたい。
許される年ではないけど。だからこそ、彼らから感じた愛に涙が止まらない。
でも甘やかしてくれる環境に感謝して、また明日も過ごそう。
わたしは一人じゃない。


今なら、酔った勢いで「打ち上げいつにしますか(´∀`)」って言えるけど、
ぐっとやめて、
あなたとの今までの関係を大事にしたいからそれは言わないで、少しだけ時間を置こう。
自分を客観的に見る私。自分に優しくしてくれる人たち。
自分が優しくできない人たち。


今なら少し、前に進める気がする。
みんなの愛を感じたら、進める気がする。
むしろそうしてでも進まないといけない。
障害や地震や忙しさを言い訳にして、向き合ってこなかった。
でもそれは、私が私を消化不良にするね。
あと数日。明日は内示らしいけど。
あと数日は、自分自身についても考えてみよう。
| comments(0) | trackbacks(0) | 00:26 | category: fromMobile |
# いつぶりなのかわからないほど
平和。平和な1日だった。

リハーサルもしたし、何もないってわかってはいたけど、
おじちゃんが早く来るっていうから、頑張ってその5分前に着席した。
案の定、何もなかった。

だから、さっさと、片付けるべき仕事を始めることにした。
重い作業から始めよう。
これで最後になるであろうマニュアルの検証をした。
あんたね、私を騙そうったってそうはいかないよ。
ラピュタのドーラがつぶやいたセリフを、自席で吐いた。
周囲が笑っていた。
無事に動き始めたシステム。だから、1つお守りをする子が減って、邪魔がない。
だからとても集中して、気づいたら11時になっていた。
再度全体を見直して、まとめて、放り込んで、電話した。取りに来いと。

午後は、それを手放したから、残作業を。
彼が作った引継ぎ資料に手を加えていく。
あなたも私もいなくなる。いなくなれば、それなりにみんなやるだろうけど、
できるだけ道を付けてから去ろうと思う。あなたもわかっているよね。
終わったね、心の中でつぶやいた。

16:00頃、それでも彼らは来ない。あんたら今日は提出日でしょうが!
こっちの資料整理も終わらないから痺れを切らして電話したら、
もうすぐ出しに行こうと思っていた。と言う。その15分後、彼から電話があり、
持って行きたいと言ってくれた。
これを受け取ったら最後だってわかっているのに、会いたかった。
持って来た凸凹コンビは、忘れられそうにないよ。

その後、やっぱり彼は彼で私は私だから、やっぱり見つけてしまった。
ヌケているところを。
そして、別途お願いしていた一式もそういやないなと思って、電話した。
まずは「別添がないです」「あーーーーー」絶叫する彼。
「持って行きます」「はーい、あとですね」

ドキュメント誰に出したの?って聞いたら、おばちゃんに出したって。
おい!!!
私に出せよ!!

電話を切ってそっこーでおばちゃんのところ行ったら、差し替えたあとだった。
私、差し替えようと思っていたのに。
そういえばさ、削除するページもなかったっけ?明日確認しなくちゃ。

彼が来るかもと思いながら、差し替えが終わってしまったドキュメントを見たら、
なんだか変なページ発見!今度は私が絶叫!!

そのとき、足りなかったものを持って来てくれた彼が現れて、
「ちょうどいいところに!ここなんか変なの」と見せたら「それはおかしい」と彼。
私は座ったまま覗いてもらっていたのだけど、
それを持ってすっくと立ち上がり、彼は作業ができる場所まで歩いて行って、
ばーっと見始めた。
そしてなんと、間違っているページをさっさと直し始めてくれた。
「え、やってくださるんですか、すいません」「いえいえ」
あんなに手早いあなたを初めて見た。かっこよかった。ごめんね。ありがとう。

私は弱い。焦ったり怒ったり、すぐしてしまうから。
あなたはそれを受け止めてくれた。それはもちろん、仕事だから。
私は言った。ひとりっこだと。彼は言った。お姉ちゃんがいると。
自分のことは棚に上げて、「弟なんだ」と言ったら
「末っ子で甘やかされて育ったらわがままになりますよ」と言った。
お互いワガママの自覚あり。
そんな私たちも、どうにか仕事をしてきたね。社会人だから。

そんな長くて短かった日々が終わってしまった。寂しくて、寂しくて。
Youtubeで「さよなら大好きな人」「Best Friend」「恋に落ちて」なんて聴いて、
もっと寂しくなっている、、今。

明日は現行サーバの機能を止める。
会いたくて、会いたくて。次は「コイシイヒト」を聴くんだな、私。

でも、これを聴き始めたらアブナい。
今回はこれで終わらせるつもりはない。ちゃんと言って、ダメならちゃんと終わらせる。
それだけが今回の目標。
私たちは、期限切れの31日まで、どうやって過ごすんだろう。
お互いに31日できれいさっぱり異動だと判明した今、
あと数日だってわかっているけど。どうしたらいいのかまったくわからないよ。

でも最後は、反則技を使おうと思っている。電話でも呼び出しでもどっちでもいい。
私にはもう伝える以外の選択肢は残ってない。


18:00過ぎ、昼間に作った引継ぎ資料を見て欲しいと頼むのを忘れていたことを思い出す。
もう帰ってるだろうなと思いつつ電話をしたら、彼が出た。
「あーすいませんまだいらしたんですね」と言ったら、
今までだったらただ「はい」だったかもしれないけど「かろうじて」と言った。
よかった。
明日でいいけど、資料を見てほしい、そう頼んで今日は終わった。

私も早く帰って来たよ。早く帰ってくると、時間がいっぱいあるね。
仕事をしすぎて気づかなかった。こんな時間。こぼれていく。それでもこぼれていってる。
| comments(0) | trackbacks(0) | 22:13 | category: 5年目 |
# ついに明日は
目指してきた、本番稼働初日。
それは、プロジェクトが終わったことを意味する。
正確には、金曜日に問題なく移行できた時点で95%は終わっていた。

ありがとうと言って、作ったものを受け取って。ジ・エンド。
移行がうまくいった時点で、「終わりましたね」と彼に言って、
大きく彼がうなずいて、私は「ありがとうございました」と言った。
何回言っても足りないくらいの、「ありがとう」

みんながいる目の前で「打上げいつにしますか」なんて言えないから、
どっかタイミング見計らって言うことになる。
でも彼はいなくなるから。3月のあいだに実行するのは無理なのかな。

一方で、私の心の整理ももうほとんどついていて。
どうあがいてもダメだったから、異動する準備をするしかない。
日々、それしか、やることがなくなってしまったんだ。

明日はおそらく、資料整理をするのみ。しこしこ。やるだけ。
この1年の思い出に押しつぶされそうになりながら。

そしてもう1つのシステムは、5年間の思い出に押しつぶされながら。

きっと明日も心は痛いけど。明後日からも心は痛いけど。
それでも私は出勤する。あと数日。この地からあの地へ同じ道を辿るのもあと数日と思いながら。
| comments(0) | trackbacks(0) | 23:56 | category: 5年目 |
# 同盟を守ったウソ
「内密に」の同盟はまだ有効らしい。
そもそも先方でまだオープンになっていないのか?わからないけど。

今日は始業10分後から本番作業。
朝から作業だから早く行こうと思っていたのに、震災後初めて通常運用になった。
そして意外と普通に間に合った。なんだ、いいのか。電車はもう大丈夫だ。
眠い目をこすりながら作業場所へ。
「今から行くね」連絡なしで現地集合。すごい。淡々とこなして解散。午後を待つ。

14:00進捗会議。最終回。
偶然なのかなんなのか、彼は私の目の前に座った。マスクで。
目の前だと恥ずかしくて顔はあまり見られない。
次期OSについて上司がぽやっと質問したらみんな固まって、お互いの表情を探る。
そして彼を見たらすごい勢いで瞬きをしており、上目遣いになり、その目がかわいかった。

空き時間は、引継ぎ資料の作成。来年度の作業について。

15:00過ぎ、早めに見てもらいたい作業ログがあったから、渡しがてら買い物に行く。
あの部屋に行くのも最後だったのかな。呼び出したうえで手渡し。

16:00は端末の打合せ。ここ数年で久々に意識不明になった。やばかった。
4月以降、こういうこと多くなるんだろうかとぼんやりと思う。

17:00、もうすぐまた本番作業だと思いながら席に戻ると、電話くれってメモが。
聞きたいと言われたのはファイルの事。
私が引き取るって言ったのはできたの?ってことと、
最終版の目次をくれないかということ。
あと、CDに格納するときのファイル名の相談。
「こっちのファイルほうは、もう何がなんだかって感じで」
「何がなんだかって!!」
最初はあなたがファイル名つけたんだよね!!

こんなやりとりするのも終わりだな。内線電話からあなたの声が消える。
月曜にこれを受け取ったら、本当に終わる。
あ、火曜には停止作業があるのか。
そこはまだ一緒だね。
でもそれが無事終わったら、お互いに「残り2日」になる。

寂しくて寂しくて。4月以降の私たちが見えない。

そして17:30、また集合なんだ。
ちょうどcronが起動され、結果が出力されていた。出遅れた人、なし。
驚く彼。「うん、さっきねメール全部揃ったんだ。」
どうする?次は20分後。
「それまでにサーバの中を見て、その頃には20分経ってますよ。」
というわけでサーバ作業開始。

今度は午前中と違って、おじちゃんと彼の間から見るような位置に座った。
右の至近距離に彼が座っていた。2人でおじちゃんの操作を見守る。
近くにいることにはなんの違和感も感じなくて。

全部打ち終わって、少し時間が空いて、ついでに他のコマンドも打ちたいと言われ、
至近距離で「いいですか?」と聞かれる。
うん。いいよ。無言でうなずく。目を見て。見つめて。

それが終わる頃、ちょうどリーダーが遅れてやってきた。
少し空き時間があって雑談をしているから、リーダーは聞いた。
「○○さんは4月から何をされるんですか?あのメールで微妙なとこに名前あったから」

私たちの間には同盟が締結されているから、私も一応知らないフリ。
知りたいなって顔のフリ。
リーダーの顔と彼の顔を交互に見る。
そして彼は意を決して言った。「まだわからないんですよ。」顔は、笑顔で。
よく言った。ウソをつくときはこうしてつくのだ。

そういえば一緒に帰ったとき、その頃彼の上司が心配してケータイにかけてきて、
私は聞きながら隣を歩いていたのだけど。
「○○線止まってて、今歩いてます」これは完全にウソ。
この路線に乗ったら圧死するかもってビビって迂回しただけのこと。
しかしタバコを吸ったりお茶できる店を探したり寄り道してたから、
遊んでるよね私たちって話して、時間かかり過ぎだって言われるかなって話になったら、
彼はこう言った。「電車動いてないって言い張ったほうがいいですよ。

すーっと、ウソをつく。何事もなかったかのように。そして何も足さない。

私はウソをつくのが苦手だから、黙ってニコニコして2人の顔を見比べるしかできなかった。
彼のウソは、上手くつけたようにも見えたし、下手だったようにも見えた。
でも何も足さないから、そこまで怪しくなかったように思うんだ。

あんなに恐れていた3月末。本当にやってきて。今わたしはそこに立っている。
本当に心から思うのは、自分がいなくなって彼が残って他の人と仕事することがないってこと。
1年間、彼を独り占めして、その記憶のまま、誰にも渡さずにお別れする。


そういえば、今朝寝坊した理由は、彼が夢に出てきたからだった。
なぜか我が家に泊まってるって夢。紺色のパジャマを着ていた。それだけ覚えてる。
夢は自由だ。だからこそ不思議だ。でもその夢は幸せだった。だから起きたくなかった。
もう一度夢で会えないかと思って今日は寝よう。1週間の疲れを取ろう。

しょんぼりしたり、仕事とともにこの5年を思い返したりしまくったから、
今週は心が疲れているんだ。
| comments(0) | trackbacks(0) | 23:46 | category: 5年目 |
# 続・しょんぼり
しょんぼり2日目。
同期としゃべって若干緩和されたと思ったけれど、出勤しても事態は変わってなくて。
みんな私以外が4月以降のことに目を向けて、私だけが取り残されている。

明日の移行を残すのみとなり、今日はぽっと空いた。
だから、残作業とお片づけに着手。
で、早速「あ〜ん」ってのがあって彼に電話をし、ファイル見てくれと。
正しいか確認してくれと。
維持管理らしい仕事。こういうアンケートに答えるのはこれが最後かな。

10時はチームミーティング。作業状況を報告。
すべてが終わって、来週の作業なんて存在しないことに唖然。
そしてオープンになってないはずなのに「残りはこれこれです」とか言っちゃった。

午後になったか覚えてないけど、いまの設計書を見たいと言って彼がやってきた。
そして、他の設計書を差し替えることになるものの提出はまだだよね?と言い、
それはあのとき出したと言い張られ、いや違うと。「ノン!」とフラ語?を言い、
いろいろ見せた結果、やっぱり出してない。出すと。えぇそうしてくれ。

そして最後、彼は言った。「本は行方不明です。」「・・!はい。」
というわけでさっきAmazonで発注した。
駅ビルのショッピングモールが閉まっててお気に入りの本屋が開いてない。
だからもういいんだ、発送してもらおう。

午後、というか夕方。引き継ぐ作業を洗い出したから説明をしたいと言われ。
2人で打合せ。きっと最後の打合せ。
で、これは、こことここの間に1回我々が見たほうがよい?と聞くと、
見なくていいと思います・・○○さんもいないんですよね。と彼が言い始める。

おーっつ!

うん。静かに!でもうん。そうなの。しょんぼりしてたの昨日。
何かあったんですか?
異動したくなかったんです。

と、静かに!と思いつつ口が止まらない。愚痴る。ごめんね。


こうして彼と喋ってるあいだはいいけれど、そうじゃないあいだは、
引継ぎ資料を思い浮かべながらひたすら資料を作っていた。
静かに。泣きそうになりながら。しょんぼりだ。
引継ぎ資料を作っているとしょんぼりが増す。

そういえば愚痴った場面で、私も聞いてみた。
あなたも4月1日なのかと。きれいさっぱり?31日で?
「その予定です」
うぇーん

本当にあと1週間。寂しくなるね。。
三浦春馬の月9で、AKBが言っていた。
毎日絶対に会える環境ってすごいんだよって。それは職場のこと。
大学生だって、毎日会うから、ケンカしても、次の日にイヤでも顔合わせて、
いつのまにか仲直りしてた。でも離れたらそれができない。

いやもちろん付き合ってないけど、
だからこそ、離れたら、もっとツライ。どうしよう。それもしょんぼり。

愚痴ってしまったので、うざいとは思いつつ謝罪のメールを出し、
返信で許してくれたけど、最後にはこう書いてあった。
「また明日」
これが言えるのは、もうあと数日。そして毎日メールなんてしないから。最後かも。
また明日に絶対に会える境遇は、今しか、今までしか、ないんだ。

何かが音を立てて変わっていく。
寒い春。今日は初めて沈丁花の匂いがしたけど、ホント寒い。
いつもならほっこりしてきて桜を待っているのに。
今年は、震災もあって、私も彼も異動があって、桜が咲かなくて、本当にしょんぼりだ。
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# しょんぼり
異動後の座席が決まり、隣に座る人も期せずして判明。
あらー。
ただの飲み仲間でいれたらよかったのに。

いつのまにか周りは決まって、
いつのまにか私はいなくなる人の仲間入りをした。
なんで私が、と異動する皆は言うらしいけど、ご多分に漏れず私もそう思う。

とはいえ実感が湧かないから、目の前の残作業を頑張る。
まずは昨日私の机から発掘された書面について、期限が金曜だったことを彼に詫びる。
正直に謝ったからか、笑いをこらえながら許してくれた。
発掘した昨日、残業して検証した内容を聞いて、
最後に、お互いいなくなるのだから、引き継ぎたい事項を洗い出せと頼む。
もちろん、「お互いいなくなるのだから」は口に出さない。内密にする同盟があるから。
そして、ファイルの体裁をどうにか整えてくれとブン投げたら、できないと電話くる。
書きたいことを2行にする努力。私がすることに…。

で、さらに特定の端末で起こってる事象について、わかったことを報告しにきたいと言われる。
リーダーがおじちゃんに発注したのに、打ち合わせのアポを彼が私に取るというねじれ。
行くべきなのか迷ったけど、行きたいから行く。
もっと頑張れと尻を叩いて、じゃあねと立ち上がったとき、目が合った。
そのまま軽く笑顔にして会釈。何かが走った会釈。
あの瞬間は、ほんの一瞬だったのに、すごく長く感じた。
私は何を伝え、彼は何を伝えたかったんだろう?

途中、他のベンダさんとも50分も電話。
ケンカしたり、食い下がったり、ミスらしきものを見つけたり、大変だった。
こんなやりとりも最後かと思うと寂しさ増すんだよ。しょんぼり。

気を取り直し、残作業を。

納品日が近いから、納品できるように最後のマニュアル作成。
「納品の準備してます?」って聞いたら「してます」といった。ありがとさすが。
かれこれ2ヶ月は放置したマニュアルを完成まで持っていく。
黙って、ひたすら頭を巡らせる。
静かに作業してると、寂しくて。泣きそうで。
今日はなんだか、元気なかった。自分でもわかるくらい。
誰かと電話しても、声にハリが出てなかった。
私だけがいなくなって彼が他の人と仕事するなんて嫌で、
でもそれがないのがせめてもの救いだと思った。

今までの5年間、いろいろあった。本当にいろいろ。

ホントに異動するんだって思ったら、あまりに寂しくて、
同期を誘って気を紛らわして帰ってきた。
地震以来、初めて外食したし、初めてお酒飲んだ。
こうして話せる同期に、ありがとう。


明日は、頼んだ洗い出し結果がやってくるだろう。
寂しさと戦いながら、残作業を洗い出そう。
彼もきれいさっぱり3月31日で終わりなのだとしたら、
しょんぼりだ。

相変わらず節電。寒い。
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# 鼻声
ついに出勤。
また5時起きと思っていたけど、5時に目覚ましして、次気づいたら6:20ておい!

電車は節電で空調が切られている。震えながら出勤。
明日は「貼るホッカイロ」対応だな。

始業10分後から、朝イチで打ち合わせ。かれこれ3回くらい連続で中止になった定例会議。
とはいえ、やることはいっぱいあるから、始業20分前くらいから走り回っていた。
ご一行様が来たのが見えても、プリンタに行ったりしてギリギリまでやる。
朝なのに興奮状態で席に着く。

席上、ユーザーのオペミスの対応がどうなってるかリーダーが尋ねたら、
彼が答えたのだけど、その声がおそろしく鼻声

大丈夫か?彼が話す回答の中身より、その声が気になる。

その後、どうしようもないウドの大木に呆れ、シメて、
もはや笑いまで起きたとこでどうにかこらえて終了。
会議は終わり、よしと思って仕事に戻ろうとしたら鼻声に呼び止められる。

「○○さん○○さん、、」って鼻声だー( ̄〜 ̄)ξ

監視コンソール見に行くぞ、と。
あぁ、忘れてなかったのか…忘れたフリして吹っ飛ばそうとした私がアホでした。
鼻声に確保され、連行される。

その道すがら、暇だったから、話し掛けた。
「すんっっごい鼻声ですね」
「そうなんですよ〜花粉で(´Д`)」
「花粉って!今日雨ですよ!(笑)」

よくわからないけれど、花粉は雨でも元気に飛ぶらしい。
そして彼の鼻に直撃、攻撃!

そのままコンソールを見始めて、おじちゃんの操作を見守ってたんだけど、
何か出た形跡なし…平和だ。あー暇だ。あと少し、あと少しスクロールして終わりだ!
黙って画面を見つめて、がまん。

とそこで、隣にいた彼も暇だったのか、話しかけられた(一応見てる途中なのにね!)。

「依頼書大丈夫でしたか?期限…」
「(ぶるぶる首を振る私)ダメ。平謝りで切り抜けましたヨ
「す、すいません
「絶叫されましたよ、『29日!?』って…」

笑い続ける、奴。。

相手があなたじゃなかったら、同じくシメていたとこだろうけど、
これまで形成した信頼関係から、心は広い。
それに働き掛けずに放置してたのも私だから、しかたない。。
だって、信じられないほど忙しかったんです。。

席に戻ったら、耳を揃えて依頼書を提出しまくる。フロアを走り回る。
マニュアルも引き継ぎ。
さらに、稟議書っていうんかな、それのハンコもらいめぐり旅。
走り回る。走れメロス。気づいたら11時を過ぎていた。

14時や15時は打ち合わせで。
もう私はいないと思われる時期の作業について検討。
いないからって手を抜くのは私が自分で許せないから、頑張った。
でもそれは、ただただ切ない頑張りだった。
私は本当にここを去るのかな。整理つかない。

16:00頃、席に戻ると電話メモがあり、電話ほしいと。
トイレに行ったりして一息ついたらもう1時間くらい経ってたけど電話。
ファイルがなくなったからくれと。私が退避したからね!
しかたないから戻してあげる。

リーダーの代わりにユーザーのおっちゃんの相手をしたりして、あっという間に夕方になっていた。
今日も、残業。


席もトイレも売店も寒い。
節電。
そして暗い。
節電。

気分は暗くなるけれど、毎日少しでも声が聞けて会えたりすることに。感謝。
小さな幸せ探す毎日もあと少しか。。
どうなっちゃうんだろ私。
どうなっちゃうんだろ日本。

3日後、移行が迫ってる。
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# あまりに暇で
3連休3日目。
昨日の夜は「まだ1日休める」なんぞ思ったけれど、今日はさすがに飽きてきた。
計画停電が見送りだなんだと発表されるのはいつもギリギリだから、
何かしようという気になれない。
出かけるにしても、出かける先が停電あるのかとか調べないといけないし。。

というわけで基本的に家にいる。
そしてあまりに暇だから、母親の仕事を手伝った。
なぜまぁこんなに効率の悪い入力をしているのか、はなはだ疑問だったので、躾ける。

それが終わったら少し休んで、「夕飯どうするの?」と持ちかけてみる。
食べたいものは、、「カレー。」そうなんです私カレーが食べたかったのよ。

家にあったルーや野菜で、カレーを作った。
ルーは「野菜カレー」ってもろに書いてあるんだけど、茄子とトマトで作るって
それ夏野菜じゃん・・・。
茄子はないし、トマトはミニトマトしかありません。

というわけで、もうエビやら大豆やら放り込んで作ったわけです。
・タマネギ
・大豆
・エビ
・ミニトマト
・ブロッコリー

そして、大豆、意外と、イケる。

水煮で売っている大豆を使うんだけど、ポイントは、それをちゃんと炒めること。
タマネギをある程度炒めたら、大豆も入れて炒める。少しでも、馴染ませないと。

しかし!4皿分という小さいカレーだから、水が少ない
だから100mlくらいは追加したね。するともちろん水っぽくなるから、、
かくなる上は・・・「片栗粉!」もうめちゃくちゃ。
とはいえでんぷんさんはさすがなので、もちろん少しとろみがついて、母親も満足。

最後には、「毎日しょうが」も放り込み、隠し味完成。


ヘルシーなカレーが出来上がり。意外とおいしくて、意外と売れました。
肉がなくても、植物性タンパク質で生き延びればいいんです。


明日はいよいよ出勤。
また5時に起きて、早く行って、早く帰ってこよう。
無事に出勤できれば、9時30分から進捗会議です。あいつがちゃんと来るか、心配。
| comments(0) | trackbacks(0) | 22:37 | category: 料理 |
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